日研工業

簡易8号試験片用シェル鋳型

機械加工なしで使える「簡易8号試験片用シェル鋳型」です。
ねずみ鋳鉄の強度評価のための試験片は、直径30mm長さ300mmの丸棒形状の中央部を20mmに機械加工したものを使用します。
「簡易8号試験片用シェル鋳型」は中央部を20mmになるように作成したシェル鋳型です。
20mmに加工したものと「簡易8号試験片用シェル鋳型」との引張強度の比較試験を
三重県工業研究所に依頼し、「FC150・FC200では簡易鋳造型製品(日研工業の簡易8号試験片用シェル鋳型)は、機械加工を要する引張強さと同等の強度が得られ、現場での品質保証試験として使用できることを実証した」との研究結果報告を得ました。(平成22年2月)

研究結果の詳細はこちらをご覧ください>
下記写真は全て「三重県工業研究所」提供

引張試験結果

FC150・FC200・FC250の材質で接種した溶湯の引っ張り強さを示す。簡易型製品と丸棒加工製品における引張強さは、ほぼ同じ結果が得られ、簡易型製品は製造現場管理用として十分なことが分かった。

破断後の引張試験片

上:簡易型
下:丸棒加工型

注湯直後の製品外観

湯漏れ防止のため、製品貼り合わせ面を糊で接着し、さらにバンドで鋳型を固定した。
解枠までの時間は注湯から1時間とした。

引張試験機

引張試験機外観